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108 「För att lära känna varandra , låt oss prata en hel del」①
「寒みぃ‥‥‥‥こっから動きたくねぇ‥‥」
「だからヒーター点けてくるって云ったのに‥‥」
「‥‥‥‥、‥‥‥」
「ん?何?」
「‥‥も少し、こうしてて‥‥‥‥」
「う、うん‥‥」
「‥‥‥‥」
「まだ、眠い?」
「‥‥いや。寝るのはもう良い」
「そ、っか」
「‥‥‥‥」
「‥‥‥‥」
「‥‥腹減ってない?」
「ん‥‥少し」
「昨日よりは食欲ありそ?」
「うん‥‥。‥昨日のお味噌汁残ってる?」
「ああ、あるよ」
「あれね、ほんっっっとに美味かった。また食いたい」
「‥‥そっか」
「‥‥‥俺さ、お味噌汁があんな美味いと思ったの生まれて初めてなんだ。なんかね、アズのお味噌汁は“お袋の味”って感じ」
「‥‥何だそりゃ」
「父さんも兄ちゃんもよく味噌汁炊いてくれてたけど、なんか違うんだよ。ほっとするってか、落ち着くっていうか‥‥母親の料理なんて食った記憶ないからわかんないけどさ、多分“ああいう感じ”なんじゃないかなって思ったんだ。だからね、アズのお味噌汁は、俺の“お袋の味”」
「‥‥そ」
「ふふ‥‥」
「‥‥‥‥そんなら、冬休み中に実家来る?」
「え‥‥」
「俺もほんとの母親の料理食った記憶ねぇからさ、今の母親の味が所謂“それ”なんだよ。結構参考にしてること多いし‥‥俺が云うのも何だけど、むっちゃ料理上手いよ」
「アズの、母さん‥?」
「うん」
「へぇー‥‥‥アズの、母さんのごはん‥‥食いたい、な。ってか、会ってみたい」
「そっか。じゃ、行こ。なんかリクエストあれば、連絡しとく」
「んんー‥‥悩むなぁ‥‥‥‥。何でも良いの?」
「大概のもんは作ってくれんじゃねぇかな」
「んー‥‥‥‥あ、じゃあアズがお母さんの料理の中でいちばん“美味い”と思ったものがいい」
「お前が食いたいものにしろよ」
「えー‥‥」
「‥‥ま、今すぐ決めなくても良いし。暫くは俺ので我慢して」
「我慢なんかしてないよ。アズのごはん、ほんとに美味いし」
「‥そうかい。‥‥ありがとさん」
「ふふ‥‥お世話になります」
「こちらこそ。‥‥っつーか、今日は風呂入るぞ」
「え‥。‥‥‥一緒、に‥?」
「たりめーだろ。別々に入ってどうするん」
「‥‥‥‥」
「‥‥何がそんなに嫌なん?」
「や、嫌なわけじゃないよ‥!恥ずかしいんだよ!!」
「何が?」
「だっ、て‥‥裸になる‥でしょ」
「それがどうしたんだよ。お前の裸なら一回見てるし、お前だって俺の身体見たことあんだろ」
「そ、れは‥お互い、上だけじゃんか」
「‥‥‥‥、もしか、下半身見られるのが恥ずかしいの?」
「ん、そ、‥‥」
「何だよお前、そんな立派なん付いてんの?」
「‥は!?違‥、逆だよ!!」
「‥‥‥‥逆‥‥?」
「や‥なっ、何でもないっ!!」
「なぁ、逆って何?どゆこと?」
「んん‥‥も、そんな意地悪な顔するなよ!もう良いだろ下半身の話は‥!」
「‥‥‥‥ふっ‥‥っははは‥!」
「笑うなよ!!余計恥ずかしくなる‥!」
「くっ‥‥‥‥ふふ‥‥良いじゃん、別に。‥でかかろうが小さかろうが、そんなんどうでも良いよ」
「‥‥、アズは恥ずかしくないの?」
「別に」
「あ、そう‥‥。‥‥‥‥見ても笑わない‥‥?」
「笑うかよ。云っとくけど、俺は『見せろ』なんて一言も云ってねぇぞ。でもお前が望むならいっそガン見してやろうか?」
「う‥‥‥‥んな‥‥っ!」
「‥‥く‥‥っはは‥!!っ‥くく‥‥!」
「だからぁ、笑うなってば!!」
「ふふ‥‥お前、ほんと面白いな」
「んん‥‥!!」
「‥悪かったって。そんなに見られるの嫌なら、別々でも良いからさ」
「‥‥ん‥‥‥。‥‥っていうか、アズも下ネタ話すんだね‥‥そういうの嫌いかな‥って思ってた」
「‥そりゃ下ネタのひとつやふたつ、話しますよ。男ですから。佐伯とか上田とそういう話するん?」
「たまにね。‥‥もっと低レベルで下らないけどね‥ポジションがどうとか‥‥」
「ふーん‥‥でもそれは大事な話じゃん」
「そうだよね、大事だよね!」
「うん。めっちゃ重要」
「だよね、だよね‥。‥‥‥‥因みにさ、アズはどっち?」
「‥左」
「あ、アズも?俺も左のが落ち着くんだよねー‥‥」
「‥‥‥‥ふふ‥‥っ‥」
「‥‥ごめん、変なこと聞いて‥」
「‥いや。‥‥朝っぱらからポジションの話したの初めてだわ」
「‥‥すいません‥‥‥っていうか、俺と話してて疲れない?」
「別に。何で?」
「‥‥レベルが低過ぎて」
「全然。もっと下世話な話しても全然構わねぇよ」
「そう‥‥」
「‥‥‥‥話題なんて何でも良いからさ。それもデトックスになるかもしんねぇし。沢山、話そ」
「‥‥うん‥‥‥‥あの、さ。‥‥俺、もしかしたらまた泣いたりするかもしんないけど、そうなったら‥‥ごめんね」
「‥‥‥まだそうなってもいないのに謝んなよ」
「ん、でもまたなるかもしんないから‥‥」
「なっても良いじゃん。俺に遠慮すんな。‥‥云ったろ、『もっと我儘んなれ』って。泣きたいときに涙流せるなら、それがいちばん良いじゃん。我慢しなくて良いから」
「‥‥うん」
「ん。よしよし。‥‥取り敢えず、味噌汁温めっか。お前はまだ布団にいな。あっち寒みぃから」
「ううん。俺も行く」
「そ。じゃ、起きるか」
「うん」
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